白洲次郎はかっこいい


今の日本の若い人に、一番足りないのは勇気だ。「そういう事を言ったら損する」って事ばかり考えている。
-日本人は“空気を読む”ことに長けており、他人と衝突して波風を立てることを避ける傾向がある。ただ、問題が発生した場合、責任の所在が曖昧になってしまうことも多い。-

日本の学問のやり方はいけないねえ、商売人になるというと、まず経済学。
そのくせ、本当の経済は知っていないよ。
-次郎は(ケンブリッジ大学の)物理学のテストで低い点をとった。答案用紙を見ると「君の答案には君自身の考えがひとつもない」と教授の言葉が書きつけてあった。-

よくなるのかなんて考えるほうが、よっぽど楽観じゃないか。
-次郎は、河上(盟友の文学者・河上徹太郎の「日本ていう国はよくなるのかい」という質問に対し、「よくしなきゃダメじゃないの」と答えた。河上が「希望的楽観はよそう」と返すと、次郎はこう応じた。「希望的楽観じゃないさ。現実にこれをよくしてゆく以外に手がないじゃないか」。机上で「よくなるのか否か」を問うよりも、現実を変革するために知恵を絞るべきだ-それが次郎の生涯不変だった考え方である。)-

自分のやるべきことを決めて行動した白洲次郎氏を見て、目の前の〆切をなんとか片付けていく、受け身の仕事のスタイルを大いに反省するところです。

伊豆大島の調査 2016

2016年の記事
 この時に車をとめて伊豆大島へ渡った熱海の方であんなに大きな土砂災害があるとは思いませんでしたが、急勾配が多く、雨も多い日本では、住宅の上流、下流の双方に配慮して家を選択する必要があるのだと改めて感じています。
 

現地調査では、ランドスケープ・プランニングの理論で選定される住宅適地と、実際の災害エリアとの関係性を中心に検証を行います。

土砂災害にあったエリアはかつての農地が住宅に転用された場所であり、地質的にも溶岩流の上に薄く土砂が降り積もった微妙な窪地上の特性を持っているようでした。

科研費の調査として行ったプランニングの実験により複数の案において住宅地の拡大にふさわしいと選定された場所の多くが、実際に安全で美しい住宅地として存続する場所であったことにあらためて住宅敷地の選定や、総合的なマスタープランの重要性を思い知らされる2日間でした。


伊豆大島の図書館では早稲田大学のU研究室が作成した3冊にもわたる大島の環境計画をみることができました。
神戸芸術大学の助手時代にいっしょに瀬戸内海の集落を研究することができた地井昭夫先生が博士課程の学生として参加された報告書に感動するとともに、その内容も私の科研調査に大いに参考になると思っています。

1日目の夕方には三原山の展望台にて、自転車で登ってきた学生に写真撮影を依頼されて話をしているうちに二人とも信大の繊維学部の学生であることが判明し、とても和やかな時間も過ごすことができました。


火山や海底地震、土砂災害を乗りこえたきた伊豆大島は、その厳しい自然の側面だけでなく、美しい自然の恩恵の両方に向き合う大変魅力的な島でした。

追伸:この山頂でのエピソードを同僚に話したら、信大生よ海に行っても山に登るのかと感心してましたよ。

2016 International Federation of Landscape Architects 代表者会議とNational landscape Architecture Award

2016 International Federation of Landscape Architects 代表者会議とNational landscape Architecture Award

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キャンベラ大学

最初にJLAUのIFLA担当の代表となったオーストラリアの大会

保さんにはシドニーを案内いただき、とてもいい思い出があります。

海辺の美しい街、シドニー。物価は高いが、食事も気候も最高でした。

とてもお世話になったグレック元気かな。IFLAの各リージョンのメンバーはおおむね4年周期で次のメンバーと入れ替わりがあります。

 

イフラ ランドスケープ・アーキテクト連盟のアジアパシフィック大会(オーストラリア・首都キャンベラ)の代表者会議(キャンベラ大学)にJLAUの蓑茂寿太郎会長、IFLA Comiitteeの新メンバーの保清人氏らと参加しました。

午後は、Apr大会と同時に開催されたAILA(Australia Insititute Landscape Architects) の50周年事業における作品表彰と情報交換会にも参加しました。
日本における表彰とは異なり、街づくりや、都市マスタープランのような行政の仕事も評価対象となり、観光や、トレイル、Parks and Open Space,インフラストラクチャー、研究・政策・コミュニケーションなどのアンビルトな計画に関するものまで、表彰の対象が多岐に渡っている点が非常に興味ぶかいものでした。
会場となったNational arboretum camberも大変魅力的な植物園であり、そこでの各国の代表者や、AILAのメンバーとのコミュニケーションでも多くのヒントを得ることができました。

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IFLA APR Regional Council in Bangkok, Thailand 2017

改めての当時の記事を読み直すと計画された空間がどのくらい長く、小さな費用で機能しつづけてことができるのかという視点や、その実装までの時間が短く、地域住民でもその運営や改善ができる仕組みがいるように思う。

2017年のIFLA APR代表者会議では、チーフを務める気候変動タスクのテーマで、本年度のIFLA World Congress にてSir Geffery Jellico Awardを受賞したオランダのDirk Sijmons氏の取り組みのレビューを行い、次年度にシンガポールで実施されるレジリエンスをテーマとしたアワードの評価視点について、以下の5つのポイントを提案した。

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1.ボトムアップの計画プロセス 

2.複合的な視点での計画
3.災害予防と空間の質の改善の両立

4.ランドスケープ原理の応用
5.複合的な専門性からの評価

この5つのポイントはオランダの河川改修の歴史を丁寧に繙き、実際の担当者へのヒアリングを行った。
武田史朗先生の研究成果を元に関心をもって調べていたオランダのランドスケープデザインの重要な継承者であるサイモン氏が10月のSir Geffery Jellico 賞を受賞したことはIFLAの気候変動チームの一員である私にとっても大変タイムリーな話題となった。

APRの代表のダミアンも、本年度の気候変動タスクフォースチームの活動や、IFLA全体での本テーマへの関心度の高さを評価しており、ランドスケープ・アークテクトとレジリエンスを自国でのワールド大会という大きな舞台のメインテーマに掲げてくれることになった。

My Springer book works とても大変でしたが素晴らしい編集者の先生方と仕事ができて刺激的でした。

Spatial Planning and Sustainable Development
Simplified Ecological Planning Method for Sustainable Landscape Management by Humantope Index: Patterns of Land-Use Continuity, Historical Land Use and Landownership
Uehara, Misato
DOI 978-94-007-5922-0_20, © 2013
 

www.springer.com

 

Rethinking Resilience, Adaptation and Transformation in a Time of Change
The Long Term Economic Value of Holistic Ecological Planning for Disaster Risk
Uehara, Misato
DOI 978-3-319-50171-0_18, © 2017

link.springer.com



Tsunami and Fukushima Disaster: Design for Reconstruction
The Lessons Derived from 2011 Tohoku Earthquake and the Repercussion of the Myopic Decision-Making Structures
Uehara, Misato (et al.)
DOI 978-3-319-56742-6_3, © 2017

www.springer.com

マイストレングス ファインダー

新しいこと、やるなら本当に意味があることに関心があるタイプ。

この得意な部分が活かされる仕事であれば頑張れますが、それ以外はほとんど役に立ちません。

1 戦略性
2 学習欲
3 活発性
4 着想  
5 最上志向
  

コロナパンデミック収束してください

また世界のいろんな魅力的な環境や、街づくりを実践してる場所に訪れて、研究や、連携を再開したいです。

As I visited much space in the world, & as my experience as I feel that I have many home place and good friends and family in the world. I should be able to devote all of my time to the synergistic work and communication. I hope so.

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