白洲次郎はかっこいい


今の日本の若い人に、一番足りないのは勇気だ。「そういう事を言ったら損する」って事ばかり考えている。
-日本人は“空気を読む”ことに長けており、他人と衝突して波風を立てることを避ける傾向がある。ただ、問題が発生した場合、責任の所在が曖昧になってしまうことも多い。-

日本の学問のやり方はいけないねえ、商売人になるというと、まず経済学。
そのくせ、本当の経済は知っていないよ。
-次郎は(ケンブリッジ大学の)物理学のテストで低い点をとった。答案用紙を見ると「君の答案には君自身の考えがひとつもない」と教授の言葉が書きつけてあった。-

よくなるのかなんて考えるほうが、よっぽど楽観じゃないか。
-次郎は、河上(盟友の文学者・河上徹太郎の「日本ていう国はよくなるのかい」という質問に対し、「よくしなきゃダメじゃないの」と答えた。河上が「希望的楽観はよそう」と返すと、次郎はこう応じた。「希望的楽観じゃないさ。現実にこれをよくしてゆく以外に手がないじゃないか」。机上で「よくなるのか否か」を問うよりも、現実を変革するために知恵を絞るべきだ-それが次郎の生涯不変だった考え方である。)-

自分のやるべきことを決めて行動した白洲次郎氏を見て、目の前の〆切をなんとか片付けていく、受け身の仕事のスタイルを大いに反省するところです。